2010年11月3日水曜日

ロンサム・タウン / リック・ネルソン



ロンサム・タウン/LONESOME TOWN

ポール・マッカートニーが歌う「ロンサム・タウン」が絶品だ。日本語で歌っているような錯覚をしてしまうのは、メロディーラインの美しさのせいか。ポールの思い入れが切なく響く。



こういう歌を聴くと、山ほどあるつまらない曲を聴いている時間がもったいない。「ロンサム・タウン」はもちろん、Rick Nelson リック・ネルソン(リッキー・ネルソン)の曲だが、ポールが歌うには特別な理由がある。

「亡くなった妻リンダと知り合うずっと昔、ふたりとも、この曲が好きで、大西洋を挟んだ違う場所で、同じ時期に聴いていたんだ」

リンダがこの歌が特別好きだったことの思い出しながら、ポールは心こめて歌っています。その思い入れが、理由を知らない人を揺り動かす力になっています。

時間が過ぎても、いい歌には、それだけの物語を生み出す力があるということでもあります。

リッキー・ネルソンは、1940年米国ニュージャージー州生まれ。芸能一家に生まれ、子供時代からTVのファミリー・ドラマに出演。
1956年のエルヴィス登場事件の1年遅れて1957年、ロックンロールブームの真っ只にポップス最前線登場します。気品のあるマスク、過激なロックンロールをマイルドにした親に安心して聴けるサウンド、日本人好みの”アメリカンポップス”でお茶の間に登場。人気を博します。

ビルボードNo.1になった<トラブリン・マン>や<ハロー・メリー・ルウ><ヤング・ワールド><プア・リトル・フール>などがヒットする一方、映画にも出演、ジョン;ウェイン、ディーン・マーティンと共演した傑作ウエスタン「リオ・ブラボー」でのディーン・マーティンとのかけ合いも忘れられない。演技の動作がエルヴィス・プレスリーそっくりなのもご愛嬌。

バンドには、ステージ復活から最後までエルヴィスと行動を共にしたリードギターの名手ジェームス・バートンも参加していました。



1962年からリック・ネルソンに名前を変更。1963年にはデッカレコードと20年の長期の契約を交わします。しかしこれといったヒットが出なくなります。ポピューラーミュージックの急激な変化に対応に腐心しますが、先見性のあるサウンドを追及、その中には後にイーグルスのメンバーになるランディ・マイズナーもバンドに参加します。

1985年12月31日、飛行機事故で突然この世を去ります。爽やかな風貌を焼き付けて切なさを置き去りにして。。。




1 件のコメント:

  1. 格好 良かったね ロンサムタウンは リッキーネルソンの曲🎵 まして日本人曲は 全部コピーパクリです そもそも日本に こんな文化はありません 猿まねです

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