2013年2月10日日曜日

ハートに火をつけて/ザ・ドアーズ




ハートに火をつけて/ザ・ドアーズ 

Light My Fire /THE DOORS

アナーキー、カオスに関することなら何でも興味があるよ。
特に、何の意味もないと思える行動にね。
オレたちが描いている世界は文明の新しい辺境地域だ。
卑猥で邪悪な世界さ。


ジム・モリソン(ドアーズ)



ロックンロールはシングル盤にこそ生命力がある。しかしシングル盤としてリリースされた<ハートに火をつけて>は、途中が削除されていた。それは悲しい出来事だが、電波に乗った<ハートに火をつけて>は、アルバムバージョンのものもあり、熱いハートは救われた。


ジム・モリソンは、エルヴィス・プレスリーをこよなく愛していた。
R&Bから発展して誕生したロックンロールの旗手に畏敬の念を隠さない。

一方でポスト・ボブ・ディランとして脚光を浴びていた。
背景にベトナム戦争があり、反戦運動が広がっていた。
反戦の本山となった サンフランシスコは、ビート族の本山でもある。


プロテストなバンドとして
 ドアーズは喝采を浴びた。
<ハートに火をつけて>は、そんなこととは無関係に、そのカッコよさが受けた。
<ハートに火をつけて>と併せて<ハロー・アイ・ラブ・ユー>を聴くと、つくづくそう思う。
もともと純粋に音楽を愛していたのだと思う。



なぜジム・モリソンは死んだのか?

ジム・モリソンが屈折していたのではなく、時代が彼を屈折して眺めたのではないだろうか?
ロックンロールは戦う宿命を、エルヴィスと社会の関係性で余儀なくされた。
ジム・モリソンは、ロックを愛したばかりに、その関係性まで受け入れたのではないだろうか?

このジャケットのまなざしが痛い。


THE DOORS

























ベスト・オブ・ドアーズ 2000 (2CDヴァージョン)
ディスク: 1 
1.ハートに火をつけて
2.ハロー・アイ・ラヴ・ユー
3.まぼろしの世界
4.ラヴ・ミー・トゥ・タイムズ
5.タッチ・ミー
6.ストレンジ・デイズ
7.スパニッシュ・キャラバン
8.月光のドライヴ
9.一緒にいられたら
10.名もなき兵士
11.ハイウェイの女王
12.シェイマンズ・ブルース
13.テキサス・ラジオ
14.L.A.ウーマン
15.ウイスキー,ミスティックス・アンド・メン
16.夏は去りゆく
17.迷子の少女
18.音楽が終ったら
19.ノー・ミー・モレステ・モスキート(デンズモア,マンザレク&クリーガー)

ディスク: 2 
1.ライダーズ・オン・ザ・ストーム
2.ブレーク・オン・スルー
3.ロードハウス・ブルース
4.ソウル・キッチン
5.ラヴ・ハー・マッドリー
6.アラバマ・ソング
7.ピース・フロッグ
8.太陽を待ちながら
9.フー・スケアード・ユー
10.水晶の舟
11.ウィッシュフル・シンフル
12.ラヴ・ストリート
13.ウインタータイム・ラヴ
14.ザ・スパイ
15.バック・ドア・マン
16.マイ・アイズ・ハヴ・シーン・ユー
17.ファイヴ・トゥ・ワン
18.ジ・エンド ※〈CDエクストラ〉

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