Otis Redding
♬ 朝日の上に座って
夜も座っているだろう
船が港に入って来るのを見ながら
そして船がまた遠ざかっていくのを見ながら
港のドックに座って
塩の満ち引きを見ながら
ただ港のドックに座って
時間を無駄につぶしている
故郷のジョージアを離れ
サン・フランシスコ湾に向かった
ボクには何も生きがいもなかったから
何も自分にいいことが起きそうもなかったから
港のドックに座って
潮の満ち引きを見ながら
ただ港のドックに座って
時間を無駄につぶしているんだ
すべてが同じままだ
10人の人の言うことがボクにはできない
だからいつも同じままでいるのさ、
この孤独とずっと付き合って行くんだろう
2000マイルさまよって
辿り着いたこのドックを家にするだけだ
港のドックに座って
潮の満ち引きを見ながら
ただ港のドックに座って
時間を無駄につぶすのさ ♬
だからいつも同じままでいるのさ。
それでいいのだと、自分を肯定している。これこそが自由の基本であり、受け入れるからこそ、歓喜がある。
恐ろしくシンプルで力強い曲だ。
死ぬのも、ただの一日なら、このレコードもただの一枚にすぎない。
しかしオーティスは知っていた。
ただの一枚にすぎないが、他にすることものない一枚の輝きを知っていた。
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