AFTER THE GOLD RUSH
NEIL YOUNG
男の詩が聴こえてくる。
アフター・ザ・ゴールドラッシュは、
人生の大半の課題を歌って人の心に忍び込むアルバム。
力むことなく歌いかける。憂いを含んだ声を聴くと、「そうだよね。人生いろいろあるね。でも、いいことだってあるさ」と呟きながら、世界中で男が涙を流したアルバム。
アメリカの田舎のバーで男たちが立って飲む前に、マイクを持った男が現れて、カラオケで気持ちを込めて歌う。気持ちは演歌そのもの。
別れ際に「ありがとうミスター、その笑顔を忘れないで」と握手と拍手。
肌の色が違っても、流れてる気持ちは同じ。
そんなとき、このアルバムはドンピシャでハマります。
何度聴いたかわからないと言う人が多いでしょう。
母なる自然をごらん。<アフター・ザ・ゴールドラッシュ>
そうさ、君の心を引き避けるのは愛だけだ。<オンリー・ラブ>
アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ(After the Gold Rush)には、次の曲が収録されています。
ニール・ヤングが1970年に発表した3作目のソロ・アルバムです。
1. テル・ミー・ホワイ | |
2. アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ | |
3. オンリー・ラヴ | |
4. サザン・マン | |
5. やがて朝が… | |
6. オー・ロンサム・ミー | |
7. ブリング・ユー・ダウン | |
8. バーズ | |
9. アイ・キャン・リアリー・ラヴ | |
10. アイ・ビリーヴ・イン・ユー | |
11. 壊れた渡し船 |
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・ベスト・アルバム500」では、74位にランキングされている名盤です。
ニール・ヤングはバンクーバーオリンピックの閉会式では、カナダ代表のミュージシャンとして登場、喝采を浴びました。
余談ですが
「私はこれまで毎日列に並んでラテを買ってきたが、昨日が最後になった」とスターバックス不買宣言をしました。その理由はスターバックスが遺伝子組み換え食材の表示を拒否した結果になったからです。
アメリカでは遺伝子組み換え産業が巨大な力で米国政府に圧力をかけていることもあり、遺伝子組み換え食品の表示が義務付けられていないため、アメリカの消費者はこれまで選ぶ権利がなかった。これに対しアメリカの消費者の間でも、遺伝子組み換え食品に表示を求める声は年々高まり、2014年に入ってからは、大きな問題になっていました。
バーモンド州は、「遺伝子組み換え食材の使用の有無」を記す制度を条例化しました。
これに対して、アメリカのバイオ化学メーカー・モンサントが訴訟を起こしました。このモンサントの訴訟にスターバックスが加わっていることに対し失望。
ニール・ヤング自身、スターバックスの経営方針に共感を持っていました。
「スターバックスはこれまでLGBT(Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender)や労働条件について進歩的であった」を高く評価をしていたので、だからこそ「最たる悪党であるモンサントと組んでいることに失望した」としてニール・ヤングは不買宣言をしたのです。
ただし、これはアメリカでの話で日本ではどうか定かではありません。
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