2012年1月7日土曜日

見つめていたい/The Police



Every Breath You Take/The Police

スピーカーを窓際に置いて、IPoneあるいはIpodをつないで、古い曲をならしてみよう。
お気に入りの曲が北風の吹く日当りいい通りに響くのを聴くのは素敵なことだ。

テネシー州、メンフィス。エルヴィス・プレスリー通りには、プレスリーの声が天空から舞い降りてくる。そこまでしないにしても、風が♪を運ぶのは気持ちのいいことだ。

懐かしいメロディに耳を傾けてみよう。
昔聴いた、思い出いっぱいの歌。

大好きだった人や、みどりと土のグラウンドを思い出させる、歌の数々。

グレン・ミラーだろうと、 シナトラだろうと、ビートルズだろうと、アバだろうと、ポリスだろうと・・・・・
そこには思い出がたくさん詰まっている。 

古いアルバムをめくってみよう。
古いレコードをかけてみよう。

ノイズまじりの音が、時聞を忘れさせ、心配ごとや悲しい気持ちを消し去ってくれる。 
古い歌は、われわれを時空を超えたうれしい時間のまっただ中に引き戻してくれる。

仕事をしているときと、思い出にふけっているときでは、心のリズムが違う。

懐かしい思い出のリズムは、心を落ちつかせてくれる。

北風にも平気だった子供時分に好きだった遊びを思い出させてくれる。


コンセプトアルバムよりも、45回転のレコードでリリースされた曲が好きだ。
スティーブ・ジョブズ氏が”iTunes”の命運をかけてU2と渉り合ったように、ドーナツ盤・・・・なんと素敵な響きだ・・いまも昔もシングルこそが王道だ。 
ジョブズ氏はそこに引き戻してくれた。


彼の思いについていき、古い45回転のレコード引っぱり出してみよう。 
あるいは失ったドーナツ盤をダウンロードしてみよう。
そんなふうに午後のひとときを過ごすのも素敵なことだ。 



ロックにレゲエの要素を含めたサウンドが人気を集めたのは、70年代後半から80年前半のことだ。

主にイギリスのパンク・ムーヴメントで起こった。
三人で組んだバンド、ポリス (The Police) は、そのまっただ中でデビューし、 ホワイト・レゲエの雄として人気を集めた。

スティング (Sting)・・・ ベース、リード・ヴォーカル、キーボード、ピアノ、シンセサイザー、ギター


スチュアート・コープランド (Stewart Copeland) ・・・ドラムス、バッキング・ヴォーカル、ギター、キーボード


アンディ・サマーズ (Andy Summers) ・・・ギター、バッキング・ヴォーカル、ベース、キーボード 

ポリスは1977年に結成された。

1978年に『アウトランドス・ダムール』でアルバムデビュー。
1979年には有名なアルバム『白いレガッタ』に収録されたシングル「孤独のメッセージ/Message in a bottle」が大ヒットした。記憶している人も多いだろう。

「高校教師/Don't Stand So Close to Me」 (1980年)、「マジック/Every Little Thing She Does Is Magic」 (1981年)などシングル盤がヒットを重ねた。

1980年に初来日。京都大学西部講堂のライブでは、商業化するコンサートに反発した自治会学生の乱入騒ぎが勃発、スティングに沈静化された伝説はユニークだ。 

そして時は、1983年。
5枚目のアルバム『シンクロニシティー/Synchronicity』 をリリース、ビルボード誌アルバムチャート17週連続1位の大ヒットを記録した。

このアルバムにはビルボード誌シングルチャート8週連続1位を記録した「 見つめていたい/Every Breath You Take」 が収録されていた。

「 見つめていたい」は、この年の年間1位の座も獲得した。

 しかしその翌年、絶頂期に活動を停止してしまう。
その後1986年に再結集してシングル「高校教師'86」を発表したが、結局、それぞれソロの道を歩む。ポリスとしての活動は停止された。

 2003年に、ロックの殿堂入り・・・・

彼らは殿堂入りしたが、ボクは殿堂入りなんかできない。
いまでも、君を見つめている・・・・

 

Every breath you take
And every move you make 

Every bond you break, 

Every step you take 

I'll be watchin' you ・・・・・


君が息するごとに

君が動くごとに

君が絆を断つごとに 

君が歩くごとに

君を見つめているボク・・・・・・・ 
 

シンクロニシティを感じながら、聴いている「 見つめていたい」
どんなものだ、それも素敵だろう?
ノイズまじりの音が、時聞を忘れさせるほど、君を思い出させるんだ。



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